結婚式に参列する男性の靴は、黒の革靴が定番になります。余計な装飾や穴飾りといったデザイン性のない、シンプルなタイプの革靴を選びましょう。ストレートな切り替えのクラシカルな紐タイプが一般的ですが、紐のないプレーントゥでも問題はありません。ただし空間がある分くすみも目立ちやすいため、事前によく磨いて状態をチェックしておくことをおすすめします。そうした定番に対して、おしゃれに敏感な男性が、あえてブラウン系の色を選ぶという姿もちらほらと見られます。ファッション性を意識したチョイスは、近年ではそれほど非常識といった評価にはなりません。とはいえ正式なマナー的にはグレーゾーンとなるため、取り入れる場合には注意してください。足元だけが強調されず、全体的に違和感なく決まれば成功、アンバランスになれば目についてしまい失敗です。上級者のテクニックへの挑戦を試みつつも、結婚式という舞台は常に意識しなければなりません。おしゃれでも殺生を連想させる、動物の皮デザインのものは絶対にNGです。
年を重ねるごとに、結婚式に呼ばれる機会が増える男性ですがきちんと大人の男としてのマナーを持っていることが、仕事のデキる男の条件とされます。ここはひとつ基本から自分の知識を見つめ直してみましょう。意外な常識が浮き彫りになるかもしれませよ。結婚式にあわせる靴ですが、そのままビジネスシューズを履くのは無粋です。磨かれたフォーマルに相応しい靴を用意しておくことが、大切です。その際、正装のフォーマルシューズは紐付きのストレートチップとされています。また色も黒が基本ですが、カジュアルな結婚式では茶系も良いという風潮が出来つつあります。参列する結婚式が、どの程度カジュアルなのかを見極めてから、靴を選びましょう。しかし、一番は無難に黒の靴を履くことです。そうすれば、相手を不快にさせることもありませんし、恥をかくこともないからです。さらに紐付きのストレートチップの靴であっても、ワニ革など型押し系の靴はいけません。動物の死を感じさせるものは縁起が悪いと忌避されますので、ご注意ください。合成のフェイクであっても、見破られないのであれば同じことです。